【ソウル9日聯合ニュース】韓国銀行は9日、金仲秀(キム・ジュンス)総裁就任後初の金融通貨委員会で、4月の基準金利を現行の年2.00%に据え置くことを決定した。同行は5.25%だった基準金利を国際金融危機直後の2008年10月から6回にわたり引き下げ、昨年2月に過去最低の2.00%として以降、14か月間凍結している。
 金利据え置きは、消費者物価の安定の中で生産と消費、投資などが回復をみせているものの、雇用不振と景気鈍化の可能性、欧州諸国の財政危機など、国内外経済の不確実性が依然残っているとの判断によるもの。
 同行は先ごろ国会に提出した通貨信用政策報告書で、基準金利は当面、物価安定の基調に沿って景気回復の持続に有益な方向で運用すると述べ、金利凍結を示唆していた。
 また、金総裁は先月31日の就任あいさつで政府や他国中央銀行との政策協力を強調し、尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官との会合でもこれを改めて確認したことから、基準金利の引き上げは相当先送りされる見通しだ。

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