近ごろ国内外で本格的に取りざたされている金利引き上げなどの出口戦略はまだ時期尚早であり、しばらくは拡張的マクロ経済の基調を続けるとの姿勢を改めて示したものとみられる。
韓国経済と関連しては、2月の指標を見ると全体的に回復が続いていることがわかるとし、内需の面では消費と設備投資が前月・前年同月比でいずれも増加していると評価した。特に製造業の平均稼働率が20か月ぶりに80%水準を超え、産業生産も大幅な増加を示しているほか、貿易収支も3月の輸出額がグローバル経済危機以前の水準を上回り、22億ドル(約2061億円)の黒字を計上したと説明した。
一方、雇用政策については、女性の経済活動を増やすためキャリア断絶の予防策と就職支援が必要だとした。また、海水淡水化プラント事業など、グリーン産業への支援にも尽力する姿勢を示した。
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