【ソウル6日聯合ニュース】政府は6日の閣議で、2009会計年度国家決算と歳計剰余金処理案を議決した。決算によると、地方政府を含む一般政府債務は359兆6000億ウォン(約30兆638億円)で、前年より50兆6000億ウォン増えたが、昨年の予算編成時の見通し(366兆ウォン)を6兆4000億ウォン下回った。対国内総生産(GDP)比は33.8%で、前年(30.1%)より3.7ポイント上昇したが、当初見通し(35.6%)より1.8ポイント低かった。
 見通しを下回ったのは、昨年下半期の景気回復で、国庫債券の発行が計画より2兆ウォン、外国為替平衡基金債券(外平債:外貨資金の需給調節を目的とした債券)の発行が5兆3000億ウォン、それぞれ減少したため。
 推計人口で割り算出した1人当たりの国の借金は737万ウォンで、前年より100万ウォンほど多かった。
 暫定集計によると、中央政府の債務は346兆1000億ウォンで、前年比48兆2000億ウォン増加したが、予算より9兆2000億ウォン少なかった。一方、地方政府純債務は13兆5000億ウォンで、予算を2兆8000億ウォン上回った。
 ことしのGDPに対するの国家債務(一般政府基準)の比率は、見通し(36.9%)を1.7ポイント下回る35.2%と予想した。
 昨年の統合財政は、総収入255兆3000億ウォン、総支出272兆9000億ウォンで、収支は17兆6000億ウォンの赤字だった。前年より29兆5000億ウォン悪化したが、予算比では4兆4000億ウォンの改善。統合財政の対GDP比はマイナス1.7%で、予算(マイナス2.1%)編成時より改善した。これは、収入が1兆4000億ウォン増えたのに対し、支出が3兆ウォン減ったため。
 統合財政から社会保障性基金を除いた管理対象収支は43兆2000億ウォンの赤字で、赤字規模は前年より27兆6000億ウォン拡大したものの、対予算比では7兆8000億ウォン改善した。対GDP比はマイナス4.1%だった。
 昨年の一般・特別会計の総歳入は261兆3000億ウォン、総歳出は252兆2000億ウォンで、決算上の剰余金は9兆2000億ウォンだった。ここから来年度繰越額を除いた歳計剰余金は、一般会計3兆6000億ウォン、特別会計2兆9000億ウォンで、計6兆5000億ウォン。
 このうち一般会計歳計剰余金は、法定最少比率に基づき処理する。このため、地方交付税・教育交付金の精算に7864億ウォン、公的資金出資(8467億ウォン)と債務償還(5927億ウォン)など国の借金返済に1兆4394億ウォンを充てる。
 政府系企業5社の特別会計は収益7兆5000億ウォン、費用6兆7000億ウォンで、7500億ウォンの利益を計上した。財政状態は資産56兆9000億ウォン、負債47兆5000億ウォン、純資産9兆4000億ウォン。63の基金は収益126兆5000億ウォン、費用114兆1000億ウォンで、利益は12兆4000億ウォン。財政状況は資産872兆9000億ウォン、負債598兆ウォン、純資産275兆ウォンとなっている。
 国家債券(中央政府)は174兆7000億ウォンで前年比6兆9000億ウォン(3.8%)、国有財産は296兆3000億ウォンで13兆3000億ウォン(4.3%)、それぞれ減少した。



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