【ソウル6日聯合ニュース】健康保険審査評価院は6日、昨年うつ病の治療を受けた患者は50万8000人で、2005年の43万5000人から16.8%増えたと明らかにした。2005年から昨年までのうつ病審査決定資料を分析したもの。
 年齢別では、40歳以上の中高年にうつ病患者が多かった。昨年ベースでは、50~59歳が全体の19.6%で最も多く、次いで60~69歳(18.1%)、40~49歳(17.6%)と続いた。40歳以上が全体の55.3%を占めている。
 性別でみると、20代未満では男性が多いか性別による大差がなく、20代以降は女性が男性より2.4倍多かった。性別差が最も大きかったのは30~39歳で、女性が男性の2.5倍水準だった。
 ソウル・江東聖心病院の韓昌桓(ハン・チャンファン)精神科長は、うつ病患者の増加について「病気に対する偏見が少なくなり、病院を訪れやすくなった」と説明した。その上で、都市化、核家族化、個人主義、過度なストレスなど社会環境と生物学的要因によりうつ病患者が増えており、事前予防的な管理体系が必要だと話した。



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