【ソウル6日聯合ニュース】サムスン電子が、第1四半期に過去最高の営業利益を計上したようだ。
 同社は6日、国際会計基準(IFRS)を初めて適用したことし第1四半期の暫定業績を、連結ベースで売上高34兆ウォン(約2兆8500億円)、営業利益4兆3000億ウォンと発表した。
 暫定売上高はグローバル金融危機の影響を受けた昨年第1四半期(28兆6700億ウォン)に比べ18.6%増えたものの、四半期別で最高業績を記録した昨年の第4四半期(39兆2500億ウォン)に比べると13.4%減った。
 一方、営業利益は前年同期(IFRS適用5900億ウォン基準)に比べ7.3倍に急増し、過去最高だった昨年第3四半期(4兆2300億ウォン)の記録を塗り替えた。前四半期(3兆4400億ウォン)比では25.0%増えた。
 一般的に、第1四半期は半導体、液晶パネル(LCD)、携帯電話、デジタルメディア製品などが売れにくく、サムスン電子の業績が相対的に落ち込むことを考慮すると、第1四半期業績見通しは金融危機を経てグローバル市場支配力を強化した同社の底力を示したものと評価される。
 サムスン電子はこの日、部門別予想業績を公開しなかったものの、半導体の価格急騰に伴う半導体部門の善戦が全体の業績をけん引したと分析される。
 同社関係者は、メモリ半導体価格の上昇とマーケティング費用の季節的減少などで前四半期比の営業実績が改善したと説明、主力事業のコスト競争力と市場支配力の強化で、ことしは全体で昨年比2けたの成長を目標にしていると話した。



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