【ソウル5日聯合ニュース】知識経済部が5日に明らかにしたところによると、先月のIT輸出は前年同月比45.0%増加の127億4000万ドル(約1兆2941億円)と暫定集計された。
 IT輸出はグローバル景気回復と高まる市場支配力に後押しされ、昨年5月以来10か月間、100億ドル台を維持している。IT収支は全産業黒字(21億9000万ドル)の2.9倍に当たる63億5000万ドルを記録した。
 IT輸出を主要品目別にみると、半導体が40億4000万ドル、ディスプレーが28億4000万ドルで、1996年のIT輸出統計開始以来、過去最大を記録した。いずれも中国向け輸出の好調で、前年同月比でそれぞれ123.1%と46.3%急増した。一方、携帯電話端末は国内メーカーの生産基地が海外に移転したことで、前年同期比14.8%減の20億4000万ドルだった。
 対象国別では、中国が69.6%増加の57億6000万ドルで最も多かった。東南アジア諸国連合(ASEAN)向けは11億2000万ドルで50.0%、中南米向けが8億2000万ドルで42.2%それぞれ増加するなど、開発途上国が韓国のIT輸出拡大をけん引した。対欧州連合(EU)は15億6000万ドルで7.6%増、対米国は14億3000万ドルで15.0%増など、先進市場輸出も堅調に増えている。
 一方、IT輸入は電子部品が37億2000万ドルで前年同月比36.5%増加するなど、全体で36.8%増の63億9000万ドルを記録した。
 知識経済部は、今後のIT輸出はグローバル経済の回復と米中など各国の消費てこ入れ政策運営で、当面は好調が続くものと見込んでいる。



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