ガンビアに到着し歓迎を受ける金常任委員長(朝鮮中央通信撮影)=4日、ソウル(聯合ニュース)
ガンビアに到着し歓迎を受ける金常任委員長(朝鮮中央通信撮影)=4日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル4日聯合ニュース】アフリカを歴訪している北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が2日にガンビアを訪れ、ジャメ大統領と会談し各種協定を結んだと北朝鮮メディアが4日に報じた。

 朝鮮中央放送は、双方はこの会談で「両国間の親善協力関係をさまざまな分野にかけ拡大発展させる案と、相互関心事について意見を交わした」と伝えた。朝鮮中央通信は、「親善・協力に関する協定」「政府間の共同委員会創設に関する協定」「複数分野での技術協力に関する協定」に調印したと報じた。
 また、双方は「朝鮮半島とアフリカの平和と安全、進歩を阻害するすべての要素に反対することで協力し、平和なくして安定は成し遂げることはできない」とする共同コミュニケを発表した。このほか、金常任委員長がジャメ大統領を北朝鮮に招き、ジャメ大統領も承諾したと伝えられた。
 金常任委員長は先月27日、ガボン、ガンビア、セネガルのアフリカ3カ国歴訪に出発した。最初の訪問地ガボンでは、ボンゴ大統領と会談している。

 金常任委員長は昨年5月に南アフリカ共和国とジンバブエを訪問、2008年3月にはナミビア、アンゴラ、コンゴ、ウガンダを訪問するなど、ほぼ毎年、アフリカ歴訪を行っている。



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