クムヤン98号」と衝突したとみられるカンボジア籍貨物船=3日、大青島(聯合ニュース)
クムヤン98号」と衝突したとみられるカンボジア籍貨物船=3日、大青島(聯合ニュース)
【仁川4日聯合ニュース】黄海・白リョン島沖で沈没した海軍哨戒艦「天安」の行方不明者捜索に参加した韓国の底引き網漁船「クムヤン98号」が2日夜に大青島付近で沈没した事故で、現在までに乗組員9人のうち、韓国人1人、インドネシア人1人が遺体で発見された。7人はいまだ行方不明となっている。
 仁川海洋警察署が4日に明らかにしたところによると、同署は3日午後、「クムヤン98号」と衝突したとみられるカンボジア籍の貨物船の事故当時の当直者に任意同行を求め、事情聴取を行った。
 警察は、この貨物船の球型船首から、「クムヤン98号」とぶつかった際に付着したと見られる塗料と、「クムヤン98号」と同じ船団の船から採取したサンプルを分析する予定で、これには10日間以上かかる見通しだ。事故当時の当直者は、この結果が一致すれば、衝突容疑を認めるとの立場を示しているという。
 容疑確定は、貨物船の航跡などを総合的に検討したうえで行うが、何より乗組員の供述が重要なため、分析結果が出る今月中旬以降になる見通しだ。
 貨物船は現在、大青島に停泊し、調べを受けている。



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