【ソウル2日聯合ニュース】警察庁外事局は2日、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンの中核構成員とみられるパキスタン人2人を出入国管理法違反の容疑で検挙し、取り調べを行っていると明らかにした。
 2人は昨年末、パキスタン国籍の商船で群山港に到着し、荷役作業を行った後、出入国審査を逃れ密入国した疑い。不法滞在のまま慶尚南道・昌寧の縫製工場で働いていたところを、先ごろ法務部出入国管理事務所が逮捕、先月30日に身柄を警察に引き渡した。
 検挙した密入国者は強制送還するのが通常だが、警察は、この2人がパキスタン政府が管理するタリバン中核構成員リストに含まれるとの情報を入手しており、密入国の目的などについて詳しく調べを進めている。警察関係者は、まだ2人がタリバン構成員という証拠はないが、米軍の関連情報収集を進めながら、テロ目的の入国か、ともに密入国した者がいるかなどを追及していると話した。



Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0