本会議のようす=31日、ソウル(聯合ニュース)
本会議のようす=31日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】国会は31日午後に本会議を開き、性犯罪を防止し性犯罪者への処罰を強化するための6法案を通過させた。
 本会議で処理された「特定犯罪者に対する位置追跡電子装置付着法」(電子アンクレット法)改正案は、性犯罪者の再犯を防ぐため、電子アンクレットの着用を3年間さかのぼって適用するよう規定している。同時に、電子アンクレット装着期間を現行の10年から最長30年に延長したほか、装着対象に殺人犯も加えた。
 国会はあわせて、既存の「性暴力犯罪の処罰および被害者保護などに関する法律」を分離した「性暴力犯罪の処罰などに関する特例法案」、「性暴力防止および被害者保護などに関する法案」も処理した。「性暴力犯罪の処罰などに関する特例法案」は、飲酒・薬物服用状態で性犯罪を犯した場合、刑法上の減刑条項を適用しないよう規定している。
 未成年者を狙った性犯罪の場合、被害者が満20歳になった日から公訴時効を開始し、DNAなど確実な証拠がある場合は公訴時効を10年延長できるよう定め、性犯罪者を最後まで追跡し、処罰する根拠を整えた。
 同時に可決された「児童・青少年の性保護に関する法律改正案」も、「性暴力犯罪の処罰などに関する特例法案」と同様の内容を盛り込んでいる。
 このほか、凶悪犯罪に対する有期懲役の上限を既存の15年から30年に延ばす「刑法改正案」、確実な証拠がある場合には捜査中でも凶悪犯の顔や氏名を公開する「特定強力犯罪の処罰に関する特例法改正案」も処理した。



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