KTX=(聯合ニュース)
KTX=(聯合ニュース)
【大田31日聯合ニュース】4月1日で開通6周年を迎える韓国高速鉄道(KTX)が、技術・部品開発に拍車をかけている。
 コレール(韓国鉄道公社)が31日に明らかにしたところによると、ここ6年間で高速鉄道と関連して国内で独自に開発された技術は、高速車両分野が13件、電車線および信号分野が7件、施設分野が1件の合計21件と集計された。
 高速車両分野の場合、2006年には1件にすぎなかったが、2007年は4件、2008年は3件、2009年は5件と毎年増加しており、現在開発中の技術も9件に達している。
 特に、KTX中核装置として、ネットワーク通信を利用し列車制御、故障記録、車両診断などを担当する「車両コンピューター制御装置(OBCS)」を国産化することに成功、KTX1編成当たり30億ウォン(約2億5000万円)相当の外国製部品購入費用を削減した。
 電車線技術分野では、「高速鉄道軌道回路の性能監視装置(TLDS)」を国内独自技術で開発し、KTXの運行定時率を2004年開通当時の87.6%から昨年には98.3%に大幅に引き上げた。
 また、施設分野で開発された「油圧式レール緊張器」も線路維持補修の精密度を向上させたのはもちろん、16億2000万ウォン相当の外貨を削減できたと評価された。
 コレール関係者は、ここ6年間進めてきた高速鉄道関連製品の国産化努力は、外国製品の輸入に伴う予算を削減し技術を蓄積しただけでなく、海外高速鉄道事業への進出にも直接的・間接的に有利に働くものと期待を寄せた。
 KTXの乗客総数は2億1101万人で、国民1人当たり平均4.2回乗車したと集計された。運行総距離は1億2215万キロメートルで、地球を3054周した計算となる。




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