捜索作業を行っている軍救助隊=30日、白リョン島(聯合ニュース)
捜索作業を行っている軍救助隊=30日、白リョン島(聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】海軍哨戒艦「天安」沈没事故の行方不明者救助作業を進めている軍は31日、艦艇の後尾と艦首側に船内進入のための出入り口(ドア)を1つずつ確保しており、本格的な船内捜索作業をスタートする計画だと明らかにした。
 合同参謀本部情報作戦処長のイ・ギシク海軍准将は同日の会見でこのように述べた後、「艦艇の後尾ドアを開けたからといってそのまま入れるわけではなく、ゆっくり進みながら通路を開拓せざるを得ない」と話した。
 気象状況を考慮し、艦艇の後尾側では内部進入のためのガイドロープ連結および行方不明者捜索作業を進め、艦首側では追加の出入り口開拓と隔室内部への進入に努める。イ准将によると、救助活動地域の気象条件は非常に悪く、この日探索・救助作業が可能な時間は、潮の流れが止まる午後3時と同9時しかない。
 イ准将は、船体進入方式については、船体に穴を開けることは非常に危険なため、ドアを利用すると伝えた。
 一方、海軍は現在整備中の深海救難艇(DSRV)を搭載した救助艦「清海鎮」を、来月6日に事故現場に投入する計画だ。



Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0