黄氏の訪米は2003年に次いで今回が2回目。ワシントンのシンクタンクに招かれたという。滞在中は米議会、学界、民間団体、米政府の前・現職関係者らと公式・非公式の会合を行い、最近の北朝鮮の状況や今後の見通しなどについて意見を交換する予定だ。
また、政府筋が同日伝えたところによると、黄氏は米国での日程を終えた後、帰国前に日本に立ち寄る計画だ。
韓国政府は安全上の理由と南北関係への影響などを考慮し制限を加えていた黄氏の海外活動に対し、自由を保障する方針を固めたとされる。
黄氏は金大中(キム・デジュン)政権時に数回にわたり訪米を試みたが、パスポートが発行されず、断念した。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が発足した2003年の10月、紆余(うよ)曲折の末に1回だけ利用できるパスポートを取得し、観光ビザで訪米したが、2006年に再度訪米を計画した際にはパスポートを取得できなかった。
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