教育科学技術部によると、韓国とヨルダンは30日にヨルダンの首都アンマンで、韓国原子力研究院と大宇建設の企業連合(韓国企業連合)が昨年12月に受注した同国研究・教育用原子炉(JRTR)の建設事業契約書に署名した。今回の事業は、ヨルダンにとっては初の原子炉建設となる。
正式契約に基づき、韓国企業連合は熱出力5000キロワットの研究用原子炉、原子炉建物、同位元素生産施設などをヨルダン北部イルビドに位置するヨルダン科学技術大学(JUST)キャンパス内に建設する。6月に着工し、試運転を経て2015年2月までに原子炉と付属施設を完工する予定だ。
韓国企業連合は昨年12月、アルゼンチン、ロシア、中国などを制しJRTR建設事業の最優先交渉先に選定され、ことし1月に最終落札者に選ばれた。
今回のヨルダンへの研究炉輸出は、設計から製作、建設、運営まで韓国の技術で行われるという点で意味が大きい。韓国の研究用原子炉技術レベルが世界的に認められたことになり、今後の研究炉市場で主要供給国に浮上する足がかりを築いたと評価される。
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