李大統領はその席で、アフリカ外交を強化する方針を伝え、とりわけ国家再建事業を進めているコンゴ民主共和国との協力を拡大したいと述べた。また、バナナ港の建設、幹線道路の近代化、上水道の開発など、同国で推進中の両国協力事業の円滑な進行に加え、インフラ建設、水資源開発などでもさらなる協力を期待するとした。
李大統領は会談に先立つあいさつで、「われわれの両国訪問を機に一段階高い協力関係を築き、経済・文化・教育・開発計画での協力など、総合的なパートナーシップ関係を結びたい」と強調した。
一方、カビラ大統領は、韓国がアフリカ諸国の開発において最も見習うべき立派なモデルだと評価した後、韓国政府の無償援助に感謝の意を示した。また、同国の国家経済開発計画の樹立を支援してほしいと正式に要請した。
李大統領はこれに対し、コンゴ民主共和国を韓国政府の無償援助重点協力国に選定し、支援を拡大する計画だと明らかにした。
青瓦台によると、カビラ大統領の訪韓を機に、大学間の交流・協力、保健福祉分野での協力など、民間部門でも両国間の了解覚書(MOU)が結ばれるという。
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