【ソウル29日聯合ニュース】黄海・白リョン島で26日に発生した海軍哨戒艦「天安」沈没事故の行方不明者捜索活動と関連し、北朝鮮・朝鮮人民軍が韓国軍のヘリコプターや船舶などに対する監視を強めているようだ。
 合同参謀本部は29日に国会国防委員会への報告資料で、「北朝鮮軍は『天安』沈没事件以降、黄海の接敵海域の部隊で、韓国軍の探索・救助作戦に加わるヘリ・船舶などに対する監視・勤務態勢を強化している」と伝えた。北朝鮮軍は、黄海の海岸に設置した海岸砲・長距離砲の射撃準備態勢も維持しているという。
 ただ、沈没事故の発生前1週間、北朝鮮軍の特異動向は見られなかったと合同参謀本部は伝えた。
 北朝鮮軍は、1月27~29日、北方限界線(NLL)近くに砲射撃を行った際に展開した歩兵部隊とミサイル移動発射台、一部戦闘機などを、先月26日から現在まで残留させている。



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