現場海域で行なわれた捜索作業のようす=28日、白リョン島(聯合ニュース)
現場海域で行なわれた捜索作業のようす=28日、白リョン島(聯合ニュース)
【ソウル28日聯合ニュース】黄海・白リョン島南西沖で海軍哨戒艦「天安」(1200トン級)沈没事故が発生してから3日目となる28日、韓国軍は行方不明者の捜索と船体の探索に全力を挙げたが、現場海域の波が高く、水中の視界も悪かったことから、作業が難航した。
 合同参謀本部のパク・ソンウ公報室長は同日の会見で「きょう4回にわたり海難救助隊(SUU)が水中探索救助活動を行なった。船尾が沈没したと推定される地点には隊員らが午前8時27分と午後12時19分に投入されたが、潮の流れが速く、海底の視界も良くなかったため特別な成果がなかった」と説明した。また、船首があると推定される地点でも午後12時52分と午後1時35分に探索作業を行なったがやはり成果はなかったという。
 捜索過程では海軍哨戒艦3隻が救命胴衣23着、安全帽15個、防弾服1着を回収したが、行方不明者は発見されなかった。
 軍は、船尾部分の正確な位置を識別するため、精密探索作業を集中的に行なった。船首部分は波に流され、事故発生地点から東南7.2キロメートルの地点にあると把握している。
 日没のため同日の捜索・探索作業は打ち切られた。あすからは救難艦「光陽」(3000トン級)をはじめ、掃海艦(730トン級)2隻、米海軍救助艦1隻、輸送艦「独島」、民間のダイバーらも捜索・探索作業に投入される予定だ。


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