【ジュネーブ23日聯合ニュース】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は23日、韓国法務部が難民認定者に初めて韓国籍取得を認めたことについて、「アジアでの画期的な事件」と評価した。
 韓国政府は19日、エチオピア出身の38歳の男性に帰化証書を授与した。韓国は1992年に難民の地位に関する条約(難民条約)に加入し、以来、175人の難民を認定したが、国籍を認めたのは今回が初めて。他のアジア諸国で難民に国籍(市民権)を与えた国はフィリピンが唯一だ。
 UNHCRのフレミング報道官は同日の会見で、韓国法務部の決定は「アジアで大変重要な里程標的事件」だと述べた。アジアには難民条約加入国が多くないうえ、難民に国籍を認める国はもっと少ないと指摘した。国籍を与えることは、当該国家内(多文化)融合の最も包括的な形態だとしながら、「ほかのアジア諸国が韓国の前例に従えば、UNHCRには大変鼓舞的な出来事となるだろう」と述べた。



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