金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長(資料写真)=(聯合ニュース)
金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ブリュッセル16日聯合ニュース】昨年10月に仮署名が行われた韓国・欧州連合(EU)間自由貿易協定(FTA)の本署名は5月ごろになりそうだ。
 ベルギー・ブリュッセルを訪問している外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長は16日、聯合ニュースの記者に対し「EUとのFTA本署名が数週先延ばしになる見通しだ。当初計画した来月中の本署名は難しい」と明らかにした。双方は当初、来月中に本署名を行った後、必要な国内手順を進め、10月ごろ協定を暫定発効させるスケジュールを構想していた。
 金本部長によると、欧州委員会が今月29日に22カ国語で書かれた協定文を欧州理事会に回付し、理事会が内容を再検討する。この過程に数週間がかかる見通し。特に4月、5月は欧州で祝日が多いため、関連手順の進行にも影響する。
 ただ金本部長は、本署名が延びた分、暫定発効が順延することがあってはならないと強調し、計画通り10月暫定発効の可能性を示唆した。
 金本部長は14日夜にブリュッセル入り。欧州議会対外貿易委員会議員らと会い、韓国・EU間FTAに対する議会同意への協力を求めた。議員らは一部業界の不満を伝えるなどさまざまな意見を提示したが、全般的にはFTAを肯定的に認識していることが確認できたと、今回のブリュッセル訪問に満足感を示した。

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