金仲秀OECD大使=(聯合ニュース)
金仲秀OECD大使=(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】韓国銀行の新総裁に、金仲秀(キム・ジュンス)経済協力開発機構(OECD)韓国政府代表部大使が内定した。
 金仲秀氏は、現政権で初代の青瓦台(大統領府)経済首席秘書官を務めた人物で、対外開放や市場の自律機能を重視する合理的な市場主義者として知られている。
 国策シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)の研究員から出発し、研究委員、研究調整室長を経て、KDIトップの院長に上りつめた。労働や住宅、教育などの分野でも堅固な理論的背景を備えていると評価される。
 金泳三(キム・ヨンサム)政権初期には大統領秘書室経済秘書官に任命された。また、OECD加盟準備事務所長を任され韓国のOECD加盟に向けた交渉窓口として活躍し、多大な貢献が認められ初代OECD担当公使も務めている。
 盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権では第11代KDI院長を務めた一方、大統領直属の東北亜経済中心推進委員会委員、国民経済諮問会議委員、大統領政策企画委員会委員などとして、主要マクロ経済政策に携わった。当時の高建(コ・ゴン)首相の諮問組織「未来と経済」にも政策開発委員長として一時参加し、「10大経済強国政策課題」をまとめたこともある。
 李明博(イ・ミョンバク)政権が発足すると、翰林大学総長だった金仲秀氏は青瓦台経済首席秘書官に任命され、「MBノミクス」(李大統領の経済政策)の伝道者となったが、2008年6月、米国産牛肉輸入をめぐる問題を受け青瓦台が全面改編した際に同職を退いた。そして同年8月、OECD大使に起用された。
 KDI院長在任中は元職員の年まで覚えていたという逸話があるほどの抜群の記憶力でも有名だ。鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相、張丞ウ(チャン・スンウ)元海洋水産部長官とは名門・京畿高校の同級生で、同高が輩出した「3大天才」と呼ばれた。

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