キム・テギュン=(聯合ニュース)
キム・テギュン=(聯合ニュース)
【山口5日聯合ニュース】日本プロ野球・千葉ロッテマリーンズに今季入団した内野手キム・テギュンが、順調な適応ぶりを見せている。徹底した自己管理を行い、開幕戦に照準を合わせペースを上げつつある。
 オープン戦のため山口県を訪れているキムは4日、チームメートとともに決められた練習メニューをこなす一方で、韓国から付き添ってきた韓国人トレーナー、通訳と一緒にキャッチボールやランニング、ストレッチなど、体を動かす姿が目を引いた。球団側は、キム自らがコンディションを調整できるよう配慮している。
 これは、6年前に同球団から日本プロ入りしたイ・スンヨプ(読売ジャイアンツ)の場合とまったく異なる。当時のバレンタイン監督は、前季に韓国で大記録を残したイを新人として扱い、例外を認めずチームの練習に参加させた。イがオープン戦で不振と見るや、打撃コーチの特訓も受けさせた。ことし日本で7季目を迎え、ある程度自分の裁量で練習する現在のイからは、想像もつかない状況だった。
 キムは、これまで西村徳文監督やコーチから、打撃に関し指導や干渉を受けたことは無いと話す。オープン戦2試合では本塁打と2二塁打を放つなど打撃感覚が上り調子ということもあるが、外国人選手に対し自主権を与える代わりに責任もしっかり問うという、球団の方針がうかがわれる。
 キムは「現在、コンディションは9割方でき上がっている。オープン戦も大切だが、公式戦の開幕試合で100%の実力を発揮できるよう集中している」と語った。助っ人としての自分の役割を果たすことが目標だとしながら、自分のやり方でシーズンを通じ平常心を維持したい考えを示した。

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