開校式であいさつする李大統領=2日、ソウル(聯合ニュース)
開校式であいさつする李大統領=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル2日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は2日、ソウル市江南区開浦洞の首都電気工業高校で開かれたマイスター高校の全国同時開校式に出席し、マイスター高21校の開校を祝った。
 マイスター高とは、技術者育成を目標としたドイツの資格制度「マイスター制」を応用した産学連携型の職業専門中等教育機関。学費は全額政府から補助され、卒業後は協約企業に就業でき、男子卒業生は最大4年間、入隊を延期できる。
 李大統領は激励のメッセージで、無分別な大学進学は国民の私教育費負担を拡大させるともに、青年失業を一層悪化させ、家庭的にも国家的にも大きな損失だと指摘、「マイスター高はこうしたゆがんだ現実を正す努力の結実」だと評価した。
 また、21世紀を切り開く新しい人材を育成するマイスター高は、韓国の未来を開拓できる学校であり、教育環境を変えるための斬新な挑戦だと説明。未来の世界を見据え、現場で創意的かつ進取的な専門技術を習得させ、それぞれの興味と必要に応じた実技と理論を併せ持つ人材を育成するだろうと期待を寄せた。
 そのほか、マイスター高がきちんと定着するまで関心と支援を惜しまないとし、地域社会と企業、自治体の協調および支援を呼びかけた。


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