【ソウル2日聯合ニュース】統計庁が2日に公表した2009年出産統計の暫定結果によると、昨年に20代前半(20~24歳)女性が産んだ子どもの数は2万4400人で、前年の2万8173人に比べ約13%減少した。
 比較可能な統計がある1981年の20代前半女性出生数33万5331人と比較すると14分の1の水準で、31万人以上少ない。少子化の傾向に伴い出生数そのものが1981年の86万7409人から昨年は44万5200人と、ほぼ半数に落ち込んでいるが、約42万人減ったうちの31万人が20代前半女性の出生減少分で、この年代の出生減少は深刻だ。
 1980年代には20代前半とともに主な出産層だった20代後半(25~29歳)女性の出生数も、1981年の36万510人から昨年は15万6400人と、半数以下に減少した。一方で、30代前半(30~34歳)の出生数は10万2251人から19万2900人に、30代後半(35~39歳)の出生数は2万5459人から6万900人に、それぞれ増加した。
 このため、全出生児に占める20代女性が産んだ子どもの割合は、1981年の80.3%から昨年は40.7%に下がった。反対に、30代女性の産んだ子どもの割合は14.7%から57.1%に上昇。40歳以上まで含めると、30歳以上の女性が産んだ子どもの割合が58.8%に達する。特に、30代前半女性は、2005年に出生数が初めて20代後半女性を抜き、その後も格差を広げ、現在の主な出産層となっている。
 出生年齢の高齢化は、第1子出生時の年齢から分かる。昨年の平均第1子出生年齢は29.84歳で、前年より0.24歳高かった。1981年の24.1歳に比べると5.7歳高い。第1子出生年齢は毎年0.2歳前後高くなる傾向があることから、ことしは30代に達する可能性が大きいと予想される。
 昨年の平均出生年齢は31.0歳で、前年より0.21歳高かった。


Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0