【ソウル1日聯合ニュース】北朝鮮の「日本軍慰安婦および強制連行被害者問題対策委員会」が、3・1独立運動の記念日を翌日に控えた先月28日、日本に対し「過去清算をさらに遅らせることのできない最も重要な政治的問題と考え、一刻も早く解決にあたること」を要求した。朝鮮中央通信が同日に報じた。
 対策委員会は、報道官談話を出し、「日帝は1919年、朝鮮人の平和的独立デモを抹殺するため、10万人余りを虐殺する罪悪を犯した。朝鮮民族に日帝が犯した数々の集団虐殺と強制連行、日本軍性奴隷犯罪に対する怨恨は、今日も日本の過去清算回避策動により、呼び起こされるどころかさらに深まっている」と主張した。
 特に、日本は強制連行犯罪の直接的被害者、またその子孫に当たる在日朝鮮人と在日本朝鮮人総聯合会に対し、現代版「朝鮮民族抹殺行為」を行っていると指摘。日本社会に、「謀略宣伝」で北朝鮮と在日朝鮮人に対する敵対感を助長しているとした。これは「わが共和国(北朝鮮)の自主権に対する厳重な侵害であり、正義に対する露骨な挑戦だ」と非難した。
 また、現日本当局が語る「隣国との友愛」が真心ならば、過去を無視せず、日帝の過去の反人倫的な犯罪を清算すべきで、それこそが日本の発展と国際社会の信頼回復に向けた唯一の道だと主張した。
japanese@yna.co.kr
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0