【ソウル16日聯合ニュース】LGディスプレーとサムスン電子がの大型液晶パネル(LCD)モジュール生産量がそれぞれ5億台を突破した。両社が15日に明らかにした。
 LGディスプレーは生産開始から14年6か月目となった今月12日に5億台を突破。これまでの生産量を面積に換算すると6万7878平方キロメートルで、ソウル市(605平方キロメートル)面積の112倍ほどとなる。サッカー競技場約1万個分で、スイスの国土(4万1290平方キロメートル)より6割ほど広い。
 LGディスプレー側は、通貨危機直後の2000年に世界で初めて第4世代LCD生産ラインに投資し、グローバル金融危機が発生した昨年は第8世代生産ラインを建設するなど、継続的な投資の結果だと説明した。
 市場調査機関ディスプレーサーチの資料によると、LGディスプレーは昨年に大型LCD市場で出荷台数ベース24.9%のシェアを記録、1位をマークした。
 一方、サムスン電子は生産開始から10年を迎えた先月に5億台超えを記録した。昨年のLCDパネル売上高は177億ドル(約1兆5922億円)で、LCD売上高世界1位の座を8年間維持している。
 サムスン電子関係者は、昨年業界の新しいトレンドに浮上したLED(発光ダイオード)バックライト搭載液晶テレビ用のパネル市場を先占したほか、大型テレビ用パネルの販売好調などLCDテレビ分野の善戦で、よい成果を挙げることができたと評した。
 ディスプレーサーチは、ことしの大型LCDパネル市場は全体売上高ベースで約33%成長の約860億ドル規模、出荷量ベースでは前年比約31%成長の約6億9000万ウォン台と予想する。両社関係者は、新製品と新技術の開発を続け生産性を引き上げ、ことしも世界LCD市場をリードすると意欲をみせている。


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