インタビューに答えるブヌーコフ大使=(聯合ニュース)
インタビューに答えるブヌーコフ大使=(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】ロシアのブヌーコフ駐韓大使は16日、11月にソウルで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)が世界金融改革の契機になるべきだと述べた。ソウルでのサミット開催について、聯合ニュースとのインタビューに応じた。
 ブヌーコフ大使は、同サミットは世界の金融システムをより安定させる上で重要な会議になるとみている。すべての国の発展にかかわる問題のため、たやすいプロセスではないが、G20だけでなく、世界中の国が経済改革を進める必要があるとの考えを明らかにした。
 特に重要な点は、G20の中だけの討論に終わらないことだとし、「そのためにロシアは、全メンバー国が具体的な合意に達してから実行に移せるよう努めるべきとの立場だ」と強調した。また、韓国とロシアが協力し、世界金融改革に向けともに努力する必要があるという点も、重要だと述べた。
 ブヌーコフ大使は、世界的な金融危機発生後に始まった経済改革は、中断されることなく続けられなければならず、国際通貨基金(IMF)や世界銀行で開発途上国の声を高めることも必要だと主張した。
 G20の枠組みについては、集団によるリーダーシップ形成への重要なメカニズムで、多極的な世界秩序の形成過程で重要な役割を果たしていると評価した。その上で、「韓国がアジアで初めてサミットを開催することになったことを今一度祝う」と述べ、ロシアはサミット開催まで、韓国側パートナーと緊密に協力する予定だと明らかにした。金融危機をいち早く克服した韓国で開かれるサミットは、重要な意義を持つとの考えを示した。


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