【ソウル15日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は13日、ソル(旧正月)を迎えるにあたり国民向けに特別演説を行い、忠清道に建設予定の世宗市をめぐる論争に関連し、「われわれが望むのは、政治のための世宗市では決してなく、国と国民のための世宗市だ」と述べた。
 李大統領は、どのような道が国民のための道、国の未来に向けた真の愛国の道なのか、みんなで一緒に落ち着いて考えることができれば、と強調した。さらに、国がうまくいかなければ地域もうまくいくはずがないと指摘、「われわれが共同運命体だという考えさえしっかり持てば、心を開くことができる。色眼鏡での偏見も投げ捨てることができる」と述べた。
 また、政府が先月発表した世宗市発展案にも言及した。同案は21世紀の華といえる知識機能を中心に地域発展を図るもので、その成果は中部圏はもちろん全国に広がり、21世紀知識大国の夢へ一層近づくことになるだろうと力説した。
 一方、大統領就任後の2年を振り返っては、自分をとらえている一番大きな力は召命意識だとし、「愛する祖国・大韓民国を世界へと上げよう、先進一流国の基礎を各分野で確実に磨こう、そうして次の大統領からは国運隆盛の時代を大きく開くための基盤を整えよう、それが大統領としてのわたしの存在理由であり目標だ」と述べた。

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