ショートトラック韓国代表=10日、バンクーバー(聯合ニュース)
ショートトラック韓国代表=10日、バンクーバー(聯合ニュース)
【ソウル12日聯合ニュース】第21回冬季五輪バンクーバー大会が韓国時間13日午前11時(現地時間12日午後6時)、開幕する。BCプレースでの華やかな開幕式とともに、17日間の熱戦がスタートする。
 全15競技86個の金メダルが争われる大会で、韓国は金メダル5個以上の獲得と、2大会連続総合順位10位圏入りを目標に掲げる。
 最も金メダルに期待がかかるのは、スケート・ショートトラックだ、男子代表が韓国時間14日午前に行われる1500メートル決勝で、今大会最初の金メダルを狙う。エースのイ・ホソク、ソン・シベク、イ・ジョンスが決勝に進出する可能性が高い。コンディションも上々だと伝えられる。
 16日のスピードスケート男子500メートルも、悲願の金メダル獲得なるかが注目される。五輪に出場し続けながら、韓国代表の過去の成果は銀メダル1個、銅メダル1個。選手らは「今大会は違う」と並々ならぬ覚悟で、準備を進めている。イ・ガンソク、イ・ギュヒョクら、戦力は過去最強との評価だ。代表監督は「選手らのラップタイムは最高記録に迫っている。会場のリッチモンド・オリンピック・オーバルでは数度大会経験があり、自信感も高い」と話す。韓国が初めてショートトラック以外で金メダルを手にすることができるか、この両選手にかかる。18日に行われる男子1000メートルも、世界ランキング2、3位のモ・テボムとイ・ギュヒョクの優勝が期待される。
 21日には、ショートトラック男子1000メートルと女子1500メートルが行われる。最有力優勝候補は、1000メートル決勝に出場する男子選手団だ。外信も最有力優勝候補に名を挙げるイ・ジョンス、韓国ショートトラックの看板選手イ・ホソクとソン・シベクが、金メダルに向け滑走する。女子も戦力の低下が指摘されているのは事実だが、プライドの回復を目指す。チョ・ヘリ、イ・ウンビョルらが注目株だ。
 続いて、25日のショートトラック女子リレー3000メートルでは、1994年リレハンメル大会から2006年トリノ大会まで、4大会連続で同種目を席巻した韓国女子代表が、5連覇を狙う。客観的に見て容易ではないとの見方が優勢だが、厳しいトレーニングを経て、実力が急激に良くなったとの評価も受けている。最年長キム・ミンジョンは「1から10まで、すべてが変わった」と、「偉大なる挑戦」に自信感を示す。
 さらに「偉大なる挑戦」は、フィギュアクイーン、キム・ヨナへと続く。キムはパシフィック・コロシアムで、24日女子シングルショートプログラム、26日女子シングルフリープログラムに出場。韓国フィギュアスケート史上初の金メダルに挑む。日本の浅田真央、安藤美姫、カナダのジョアニー・ロシェットがライバルとされるが、実力はキムが上との評価が多い。
 最も確実な金メダル候補として期待を集め膨らんだプレッシャーに打ち勝つことが、金メダルにつながるカギとなる。キムは現在も拠点を置くトロントで、1日5時間をトレーニングとプログラム練習に費やしている。先ごろ米メディアのインタビュー映像に登場し、「金メダルでなくても、挫折したり失望することはないと思う」と笑顔で語っている。
 最後に、締めの金メダルが期待されるのは、27日のショートトラック男子リレー5000メートルだ。イ・ホソク、ソン・シベク、イ・ジョンスらエースに、クァク・ユンギ、キム・ソンイルらが加わり、最高の戦力を維持。最年長のイ・ホソクは「最後まで力を合わせ、メダルを取るのが目標」と闘志を燃やす。
 韓国代表は今大会、スケート(スピードスケート、ショートトラック、フィギュアスケート)、スキー(アルペン、クロスカントリー、ジャンプ、スノーボード、フリースタイル)、バイアスロン、ボブスレー(ボブスレー、スケルトン)、リュージュに46人の選手が出場する。

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