【ソウル12日聯合ニュース】昨年は輸入価格の下落などで、貿易条件が過去最大の改善をみせた。
 韓国銀行が12日に発表した昨年の貿易指数・貿易条件動向によると、1単位の輸出代金で輸入できる量を表わす純商品交易条件指数(2005年=100)は昨年86.3と、前年の78.5より9.9%上昇した。輸出単価に比べ輸入単価が大幅に下落したことから、上昇幅は関連統計の作成が始まった1988年以来で最大となった。
 輸出単価指数は90.5で前年の108.4より16.5%下落したのに対し、国際原材料価格の値下がりなどで輸入単価指数は138.1から104.9に24.0%下落した。
 輸入単価の場合、原材料は前年比30.4%、原油は38.8%、非鉄金属は28.6%、鉄鋼材は25.0%、それぞれ下がった。消費財は11.1%、穀物は23.5%、非耐久消費財は12.5%、直接消費財は6.8%、それぞれ下落した。
 資本財は前年比5.4%下がり、このうち電気・電子機器は8.6%、機械類・精密機械は0.6%の下落率を示した。
 輸出代金総額で輸入できる物量を示す所得交易条件指数は115.5で、前年の104.4から10.6%上昇した。所得交易条件指数は、輸出量の増加傾向により毎年上昇するのが一般的な流れとなっている。


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