自由アジア放送(RFA)が12日、北朝鮮の内部事情に明るい消息筋の話として伝えたところによると、1月末ごろ、張部長の主宰で、経済専門家数十人が江原道元山市内に集まり数日間にわたる会議を行った。デノミ後の民心離れの危険性を深刻に認識し、失敗の原因分析を踏まえ経済を立て直す方法を模索したという。会議出席者は平壌の人民経済大学や江原道の元山経済大学などの博士クラスの経済専門家と、金策製鉄連合企業所や黄海製鉄連合企業所の支配人などの実務専門家で、会議直後には専門家らによる緊急対策委員会が構成されたようだ。
RFAはまた、「北朝鮮指導部が早期にデノミによる混乱を整理し、新たな経済管理体系を打ち出す方策を話し合っているものと承知している」と伝えた。経済政策の方向は、2002年7月1日付の経済管理改善措置のように市場経済原理を取り入れるのではなく、社会主義経済原則の枠組みで民生安定と経済発展を図る代案を模索するものだという。
このほか、中朝国境地域の朝鮮族が「近ごろ、北朝鮮の貿易機関が食糧を大量注文するなど、デノミ後、国家経済立て直しに苦心する姿が以前よりもよく見受けられる」と話していると伝えた。さらに、北朝鮮が経済問題を解決するための「2次デノミ」を準備中だという話が出回っていると付け加えた。
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