金桂寛外務次官(資料写真)=(聯合ニュース)
金桂寛外務次官(資料写真)=(聯合ニュース)
【北京12日聯合ニュース】北朝鮮6カ国協議首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が、3月に米国を訪れる見通しだ。北京の外交筋らが12日に伝えた。
 金次官は次席代表の李根(リ・グン)外務省米州局長らとともに9日から中国を訪れ、中国側と6カ国協議再開案などを話し合っている。中国側がこの協議をまとめて韓日米ロの6カ国協議参加国に伝え、関係国間の調整が済んだ後、来月中に米国に向かうとみられる。
 金次官の訪米は、ボズワース米特別代表(北朝鮮担当)の昨年12月の訪朝に応える形を取るとみられ、これにより、オバマ政権と北朝鮮による2度目の米朝対話が行われる見通しだ。ある消息筋は、「金次官の訪米日程はすでに確定したものと承知している」と伝えた。
 また、このほど中国政府の朝鮮半島事務特別代表に任命された武大偉中国6カ国協議首席代表が、協議再開を調整するため今週末の春節(旧正月)連休後に韓日米など当事国を訪れる可能性も高い。大きな流れで見ると、王家瑞・中国共産党中央対外連絡部長の訪朝、金次官の訪中、武特別代表の6カ国協議当事国訪問、金次官の訪米の順で、6カ国協議の再開努力が続く見通しだ。
 ただ、北朝鮮は金次官の訪中を通じた中朝会談で、これまで6カ国協議再開の前提条件としていた対北朝鮮制裁の解除、平和協定締結問題などに関する立場にほぼ変化がないことを改めて示したとされ、米朝対話でも大きな成果は期待し難いとの見方が出ている。

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