先月の輸出で全体の41.3%を占めた半導体と石油化学、一般機械、自動車、液晶装置の5品目の輸出が大幅に増加しており、さらに不振だった船舶輸出も好調となれば、10億ドルを上回る黒字が可能だとみている。韓国の主要貿易先で低迷が続いていた米国、中国、日本などの輸入が最近は回復局面に入ったこと、昨年末から国際原油価格が1バレル当たり70ドル初めに下がっていることなどから、輸出増が加速するものと貿易協会は見通した。
また、外国人投資家が安全資産を好み、対ドルの為替相場で円高が進みウォンの対ドル相場との開きが広がる傾向も、韓国の貿易収支改善に肯定的な環境だと分析された。
先月の貿易収支は輸出310億8000万ドル、輸入315億5000万ドルで赤字4億7000万ドルと、11か月ぶりに赤字に転落した。貿易協会はこれについて、暖房用燃料の輸入増など季節的な要因のためで、構造的な赤字基調に入ったわけではないと説明した。
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