握手を交わす李大統領(右)と岡田外相=11日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす李大統領(右)と岡田外相=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は11日、北朝鮮問題では韓日米の3カ国が互いに確実に協議していくべきだとの考えを示した。韓国を訪問している日本の岡田克也外相と青瓦台(大統領府)で会った席で述べたもの。
 朴先圭(パク・ソンギュ)青瓦台報道官が伝えた。また李大統領は、日本が国連安全保障理事会決議1718の採択を主導したことに謝意を示した。

 韓日関係については、「両国はことし1年で、聡明で未来へ進む良い機会を作ることができるとみている」と述べた。すでに両国国民、特に若い世代は互いをよく理解し好感度も高くなっているとし、両国の未来を開く上で残されているのは、政治指導者の役割だけだと強調した。
 これに対し岡田外相は、ことしは「日韓併合100年の敏感な年」だと述べた上で、未来志向的な両国関係を築きたいというのが鳩山由紀夫首相の思いであり、自身もそうした気持ちで訪韓したと応えた。また、韓日両国はアジアのさまざまな問題に対しても協力する必要があるとしながら、アフガニスタン地域復興支援チーム(PRT)を韓国が派遣する際の日本の協力を例に挙げた。
 岡田外相は、北朝鮮の変化や核拡散防止問題においても、韓日が協力することで世界を動かすことができるとの考えを示し、世界各地で両国がともに動く姿を見せることができればと述べた。これに李大統領は、「両国がある合意に達すれば、未来に向けた画期的な契機を生み出すことができると考えている」と応じた。
 このほか岡田外相が、鳩山首相はシャトル外交の一環としての李大統領の訪日を待っていると伝えると、李大統領は「間もなく適切な時期に日本を訪問したい」と答えた。
 この席には、韓国側から外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官、権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日韓国大使、青瓦台の金星煥(キム・ソンファン)外交安保首席秘書官ら、日本側からは重家俊範駐韓国日本大使、斎木昭隆外務省アジア大洋州局長らが同席した。


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