握手を交わすカリモフ大統領(左)と李明博大統領=11日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わすカリモフ大統領(左)と李明博大統領=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は11日に青瓦台(大統領府)で、ウズベキスタンから国賓訪問中のカリモフ大統領と首脳会談を行い、両国の実質的な協力増進策を話し合った後、会談内容をまとめたメディア向け発表文を採択した。カリモフ大統領の訪韓(10~12日)は、李大統領の昨年5月のウズベク国賓訪問に応えたもの。
 両首脳は会談で、現在進められているナマンガン・チュスト油田開発に続き2鉱区に対する探査契約が結ばれ、エネルギー・資源分野での両国協力の幅が広がったことを肯定的に評価した。特に、ガス田開発とガス・化学プラント建設を結合した「スルギルプロジェクト」の投資協定書がこの日締結されたことを歓迎し、圧縮天然ガス(CNG)などグリーン成長分野での協力活性化に取り組むことでも合意した。
 また、大韓航空が運営するウズベク・ナボイ空港の国際物流センターと、ウズベク政府が推進するナボイ産業・経済特区開発事業の潜在力が結びつけば、複合物流体系を通じた付加価値創出に大きな効果を出せるとの認識を共有し、協力することを決めた。
 李大統領は、韓国政府が政府開発援助(ODA)主要協力先にウズベクの保健医療、教育、再生可能エネルギー、産業・インフラ分野への支援を積極的に拡大していること、ことし、ウズベクを知識共有事業の重点支援国に計画していることを明らかにした。
 一方、両首脳は北朝鮮核問題に関し、北朝鮮による完全で検証可能な非核化が北東アジア平和と安定の維持に緊要だとする考えで一致した。カリモフ大統領は、6カ国協議の早期再開を通じ解決を目指す韓国政府の立場を支持した。
 このほか、ウスベク首都タシュケント市内の「ソウル公園」造成に関する意向書が最近交わされたことを歓迎するとともに、文化、体育、観光などの分野で交流協力を強化していくことにした。
 午後には青瓦台迎賓館で国賓晩さん会が開かれる予定だ。


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