【ソウル11日聯合ニュース】韓国銀行は11日に金融通貨委員会を開き、2月の基準金利を現行の年2.00%に据え置くことを決定した。同行は2008年9月に5.25%だった基準金利を翌10月から毎月引き下げ、昨年2月に2.00%として以降、12か月にわたり据え置きを続けている。
 金利据え置きは、依然として経済が安定軌道に乗っていないとの判断によるもの。国際金融市場はギリシャ、スペイン、ポルトガルなど欧州諸国の財政赤字リスクが浮上し、近ごろ大きく揺れている。
 また、国内の1月失業者数は121万6000人と前年同月比36万8000人増加し、2001年3月以来、9年11か月ぶりの大きな増加幅を記録した。雇用が回復しない場合、内需回復も遅れ景気に負担となる。
 韓国銀行は、類のない超低金利を長期間維持すれば資産価格のバブルが発生するため、利上げが必要だとの認識だが、先の見えない経済状況が続いておりタイミングをつかめずにいる。

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