さまざまな種類のマッコリ(資料写真)=(聯合ニュース)
さまざまな種類のマッコリ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】昨年に「ことしのヒット商品」に選定されたマッコリ(韓国伝統の濁り酒)が、輸出市場でも40%以上の成長をみせた。
 企画財政部が11日に発表した昨年の農水産物輸出入内訳分析報告書によると、昨年のマッコリ輸出額は630万ドル(約5億6681万円)で、前年比41.9%増加した。増加幅は農水産物のうち最も高い。
 マッコリの輸出額増加率は2006年の15.7%から2007年が16.0%、2008年が52.2%と急拡大を続けている。ただ絶対額は依然少なく、焼酎(1億1300万ドル)の2割にも満たない。

 一方、昨年の農水産物全体の輸出額は45億7000万ドルで、国の輸出総額(3635億ドル)の1.3%を占めた。輸入額は198億1000万ドルで、輸入総額(3231億ドル)の6.1%に該当する。
 企画財政部は、国の輸出が13.9%減少したにもかかわらず農水産物の輸出は5.1%増加し、国際競争力を確保しつつあるようだと評価している。一方、輸入は経済危機の影響などで19.2%減少した。農水産物の貿易収支は約152億ドルの赤字を計上したが、輸入価格の下落などで赤字は2008年(202億ドル)より縮小した。
 主要輸出農水産物は、たばこ(4億7000万ドル)、アワビ・アサリ・カキなどの魚類(2億9600万ドル)、コーヒー調製品(1億9400万ドル)、焼酎・キムチ(8900万ドル)など。輸入品は飼料(32億9000万ドル)、牛肉(8億6200万ドル)、豚肉(7億1300万ドル)、キムチ(6600万ドル)などが目立った。
 主な輸出先は日本(15億6200万ドル)、中国(5億900万ドル)、米国(4億4200万ドル)、ロシア(2億1000万ドル)、香港(1億9600万ドル)など。主な輸入相手国は米国(43億8700万ドル)、中国(30億7900万ドル)、オーストラリア(16億3400万ドル)、ブラジル(13億2700万ドル)、マレーシア(7億4300万ドル)の順となった。


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