事業参画計画を説明する朱剛秀韓国ガス公社社長=31日、ウラジオストク(聯合ニュース)
事業参画計画を説明する朱剛秀韓国ガス公社社長=31日、ウラジオストク(聯合ニュース)
【ウラジオストク31日聯合ニュース】韓国ガス公社がロシア沿海地方の都市ガス整備事業に参画する。
 ウラジオストクを訪問した朱剛秀(チュ・ガンス)社長が30日、沿海地方政府から天然ガスを活用した都市ガス普及とガス化事業に参加するよう要請があり、来月16日から事業推進に向けた実務交渉団を構成し具体的な協議を進める予定だと明らかにした。
 朱社長は28日に沿海地方のダリキン知事と会談し、事業推進に対する双方の意志を確認した。沿海地方政府とガス公社は今後、新たに子会社を設立し、設計から配管網の設置、ガス供給に至る一連の過程を進めることで合意した。事業にはロシア政府系ガス企業のガスプロムも参画する見通しだという。
 ウラジオストクをはじめとする極東ロシア地域では、都市の各家庭にガスが供給されておらず、住民は不便を強いられている。また、発電所の燃料は石炭などに依存しており、大気汚染が深刻だ。
 朱社長は、環境やコスト問題からみて、天然ガスこそ最も適切な燃料だと強調。収益性の向上と国内業界のロシア同時進出に向け、さまざまな協力案を模索すると話した。
 一方、朱社長は、ガスプロムが施工中のサハリン~ハバロフスク~ウラジオストク間ガス配管網(総延長2032キロメートル)とLNG(液化天然ガス)船積施設設置工事への韓国企業の参画交渉を、3月から行う予定だと明らかにした。

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