歓談する李大統領とシン首相=25日、ニューデリー(聯合ニュース)
歓談する李大統領とシン首相=25日、ニューデリー(聯合ニュース)
【ソウル30日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領が30日午前、7日間のインド・スイス歴訪を終えて帰国した。
 李大統領は25日に最初の訪問国インドのニューデリーでシン首相と会談し、2004年に両国が結んだ「平和と繁栄に向けた長期的協力パートナー関係」を「戦略的パートナー関係」に格上げすることで合意した。
 両首脳は、両国の貿易額を2014年までに300億ドル(約2兆7057億円)とする目標を設定し、インドの原子力発電所市場への韓国企業進出の基盤構築に向け、原子力協定締結交渉を開始することを決めた。
 26日にはインドの共和国宣布60周年を迎え大統領宮殿前で開かれた記念パレードを参観し、現地在住韓国人との懇談会に出席した。
李大統領は27日にスイスに移動し、28日にダボスで開幕した世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で特別演説を行った。
 演説では、11月にソウルで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)の3大基本方向を提示した。また、国際金融危機を予防し、効果的に対処するためグローバル金融安全網を構築し、大型金融機関のモラルハザード防止に向け「トゥー・ビッグ・トゥー・フェイル(大きすぎてつぶせない)」という状況に対する対策を講じるべきだと力説した。
  同日はカナダのハーパー首相、スイスのロイトハルト大統領、スペインのサパテロ首相、ヨルダンのアブドラ国王と相次いで会談した。
 29日もイスラエルのペレス大統領と首脳会談を行ない、グリーン産業における協力、中東情勢や朝鮮半島情勢について論議した。また、米シスコシステムズのチェンバーズ会長兼最高経営責任者(CEO)、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏と会い、世界経済の見通しなどについて意見を交換し、対韓国投資を要請した。

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