【ソウル28日聯合ニュース】歌手Rain(ピ)の米国公演中止と関連し、韓国公演企画会社のウェルメード・スターMがRainと所属事務所のJYPエンターテインメントに約45億7000万ウォン(約3億5744万円)の賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁は28日に原告敗訴を言い渡した。
 ウェルメード・スターMは、2006~2007年のRainの公演に対し、出演料や著作権委任料として100億ウォンを支払い、米国公演などを企画したが、JYP側が米国内で商標権に問題がある点などを明かさず、予定された35回のうち16回が中止になったとし、昨年3月に損害賠償を求める訴訟を起こした。
 裁判所は、北米地域の公演中止は「Rain」の商標権紛争のためではなく、現地企業との契約関連問題、ハワイでのプロモーションを代行する企業の準備不足などによるものだと指摘。公演契約には、第三者との紛争時にRainとJYPエンターテインメント側に責任を問わないとする免責約定があることから、Rain側に北米地域での公演中止の責任を問うことはできないと説明した。

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