韓元首相は2006年12月20日に首相公館本館1階の食堂で、郭元社長から大韓石炭公社の社長任命に便宜を図って欲しいとの要請とともに、5万ドルを受け取った疑いがもたれている。郭元社長は会社の不正資金のうち31億2000万ウォン(約2億4459万円)余りを横領した疑いで拘束起訴されており、韓元首相が起訴される際に贈賄の共犯として追加起訴された。
韓元首相の弁護側は28日、ソウル中央地裁で開かれた初の公判準備期日の審理で、首相公館の食堂で当時の産業資源部長官らが出席する昼食会があったのは確かだが、韓元首相が5万ドルを受け取った事実はないと述べた。韓元首相は郭元社長の石炭公社社長への志願を手助けしたことはなく、もし金を渡したという郭元社長の供述が受け入れられても、その金が一体どういう性格のものなのか韓首相には分からないと主張した。
検察は同日、姜東錫(カン・ドンソク)元建設交通部長官、当時の青瓦台(大統領府)人事首席秘書官や人事管理秘書官、首相公館の警護担当者ら7人を証人として申請した。この件への関与が取り沙汰されている丁世均(チョン・セギュン)民主党代表は含まれなかった。
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