【ソウル28日聯合ニュース】政府が来月から、南北間の貿易物品の流れをリアルタイムで把握するインターネットシステムを稼動する。統一部関係者が28日、明らかにした。
 物資の搬出入を承認する統一部と通関業務を担当する関税庁は、この新システムを通じ、南北貿易物資に対する搬出入承認日と通関日、物品の内訳、移動経路など各種情報を共有することになる。
 これに伴い、政府は統一部の承認を得ていない物資を通関時に摘発し、国連安全保障理事会の決議により北朝鮮への搬出が禁止された戦略物資、ぜいたく品などを徹底的に統制し、物品の無断搬出を防止する方針だ。また、再搬入の条件付きで北朝鮮への搬出が許可された物資が、韓国に戻されたかを把握し、守られていない場合には措置を取る計画だ。
 統一部は昨年初め、監査院からパソコンなどの戦略物資が北朝鮮に無断搬出されたとの指摘を受け、同年8月から南北貿易物資管理システムの構築に取り組んできた。

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