【ソウル28日聯合ニュース】サムスン電機は28日、昨年の連結業績を売上高5兆5505億ウォン(約4317億3700万円)、営業利益4650億ウォンと公示した。売上高は過去最高で、営業利益は「ITバブル」がピークだった2000年に続き2番目に多かった。純利益も2785億ウォンと、前年比479%の急増を記録した。
 同社はこうした業績について、積層セラミックコンデンサ(MLCC)など主力製品の市場支配力が強まった上、電源供給装置の物量増加、発光ダイオード(LED)部門の急成長、これまで持続的に行ってきた内部効率の極大化戦略が影響したと説明している。
 一方、昨年第4四半期の業績は売上高が前年同期比33%増の1兆5532億ウォン、営業利益が同246%増の1367億ウォンだった。特に、MLCCなどのチップ部品事業を担うLCR事業部では、電子製品の多機能化を追い風に超大容量MLCCの需要が高まり、第4四半期の売上高は前年同期比84%増の3523億ウォンを記録した。年間の売上高も1兆2100億ウォンと、初めて1兆ウォンを突破した。
 昨年4月に設立され、サムスン電機の連結決算に含まれるサムスンLEDも急成長をみせている。サムスンLEDの昨年売上高は6417億ウォンと、サムスン電機の事業部だった前年の売上高(約1700億ウォン)の4倍近くに膨らんだ。

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