【ソウル28日聯合ニュース】北朝鮮が27日午前から夜にかけ、黄海の白リョン島と大青島に近い北方限界線(NLL)の北朝鮮側で最大100発余りの砲撃を行った。
 韓国軍合同参謀本部関係者によると、北朝鮮軍は27日午前9時5分から10時16分までに海岸砲約30発を、白リョン島と大青島付近のNLL海域に向け発射した。着弾地点は、北朝鮮が前日に設定した2か所の航行禁止区域内で、NLLより北側約1.5マイルと推定された。
 別の関係者によると、午後にも3時25分から、午前と同一海域に数十発の砲撃があった。さらに、午後8時ごろから再び数十発の砲撃音が聞かれたが、NLL南側への着弾は確認されていないという。この日、合わせて100発余りの砲撃が行われたものと推定される。
 一方、韓国軍は午前9時5分ごろに砲弾をレーダーでとらえ、白リョン島の海兵部隊が射距離3~4キロメートルのバルカン砲100発余りを警告射撃した。

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