【ソウル27日聯合ニュース】政府は27日、北朝鮮が航行禁止区域に設定した黄海の北方限界線(NLL)海域に向け同日午前に海岸砲射撃を行ったことについて、「政府は北朝鮮軍の動向、北朝鮮の意図、対応方向などを綿密に検討している」と述べた。
 統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)副報道官は会見で、韓国の船舶と船員の安全に万全を期すよう、関係官庁とともに検討・対策作りに取り組むとした。韓国船舶の通常の運航経路と北朝鮮が設定したとされる航行禁止区域は一致しないことが分かっているという。
 また、午前9時30分時点で、南北海事当局間の通信が正常に行われたと伝えた。
 青瓦台(大統領府)では、午前に大統領室長が関係官庁と青瓦台秘書官による安保対策会議を主宰し、状況を点検した。また、インドを国賓訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領にも、直ちに青瓦台から報告が上げられたとされる。
 軍は国防部の政策室長を中心に、初期対応班を稼動している。

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