【ソウル26日聯合ニュース】北朝鮮が25日に黄海の北方境界線(NLL)海上の2か所に航行禁止区域を宣布した。
 韓国軍関係者は26日、北朝鮮が25日から3月29日まで白リョン島の東方海上1か所と大青島の東方海上1か所にそれぞれ航行禁止区域を設定したと明らかにした。軍と情報当局が北朝鮮の意図について精密に分析している。
 また、軍は北朝鮮軍の動向を注視しており、いかなる偶発状況にも対処できる万全の態勢を整えている。白リョンと延坪島の海軍と海兵隊では警戒態勢強化措置が取られた。
 ある情報当局関係者は「北朝鮮の今回の航行禁止区域宣布は昨年12月にNLL南側海上に指定した平時海上射撃区域と関連があるとみられる。韓国を脅かす意図もあるようだ」と述べた。
 軍は、今のところ黄海一円で北朝鮮軍の特異動向はとらえられていないと説明した。軍関係者は、「北朝鮮が宣布した航行禁止区域は西海5島(仁川の白リョン島、大青島、小青島、延坪島、牛島)を行き来する旅客船や民間船舶の航路から遠く離れており、これら船舶の航海に支障はない」と強調した。

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