契約署名式のようす(斗山重工業提供)=25日、ソウル(聯合ニュース)
契約署名式のようす(斗山重工業提供)=25日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル25日聯合ニュース】斗山重工業は25日、インドで1兆2000億ウォン(約938億6000万円)規模の超大型発電所工事を受注したと明らかにした。徐同秀(ソ・ドンス)副社長がインド・バンガロールで22日、発注会社GMRエナジーの会長とラーイプル・チャッティースガル石炭火力発電所建設工事に関する契約署名式を行った。
 このプロジェクトは、チャッティースガル州の州都ラーイプルに、発電容量137万キロワット規模の発電所を設立するもので、斗山重工業がインド現地法人DPIと共同で進める。2013年下半期に完工し、電力難にあえぐインドの中部内陸地域に電力を供給する予定だ。
 工事は、斗山がボイラー、タービン発電機など主機器を設計から資機材製作、設置、試運転にいたるまで全過程を一括して請け負うEPCの形で進める。徐副社長は、同社はこれまでインドにボイラーを供給するだけだったが、今回のプロジェクトは主機器すべてを受注した初のケースだと説明し、自社の技術で製作した主機器を供給する発電所を、インドのランドマークとしたいと意欲を示した。
 斗山重工業は、今回のプロジェクト受注を足がかりに、インドの電力市場進出に弾みをつけたい考えだ。同社はインドで2004年にシパット火力発電所、2007年には世界最大規模のムンドラ火力発電所を受注している。


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