会見する柳長官=22日、ソウル(聯合ニュース)
会見する柳長官=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル22日聯合ニュース】外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は22日の内外信向け定例会見で、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議について、「旧正月連休(2月13~15日)を前後し再開されるものと期待する。そうした方向で関係国が意見調整を続けている」と述べた。
 韓国は米中日ロそれぞれとの間でも、そうした認識を共有しているという。6カ国協議は長期間開催されておらず、4月に核安全保障サミット、5月に核拡散防止条約(NPT)再検討会議が予定される中、北朝鮮核問題をこのままにしておいてはならないという点で共感していると説明した。
 北朝鮮が6カ国協議復帰の前提条件として制裁解除を要求していることに対しては、「北朝鮮は無条件で6カ国協議に復帰し、実質的な非核化進展を追求すべきだ」と促した。また、国連安全保障理事会制裁に従い、制裁と対話を平衡する一貫した姿勢を維持していく必要があると述べた。
 一方、米軍から韓国軍への戦時作戦統制権の転換問題に関し、2012年を予定する統制権転換に特に問題はないというのが政府の現在の立場だとした。転換作業は韓米合意に基づき進められているという。
 日本による強制併合がことしで100年を迎えた韓日関係に関しては、「韓日関係を未来志向的に築いていくため、互いが何をできるかを真剣に検討しなければならないとみる」と述べた。

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