出国のあいさつをするイ・ボムホ=15日、永宗島(聯合ニュース)
出国のあいさつをするイ・ボムホ=15日、永宗島(聯合ニュース)
【永宗島15日聯合ニュース】日本プロ野球、福岡ソフトバンクホークスに入団したイ・ボムホ(29)が15日、日本に向かった。出国直前に空港で行ったインタビューで、「韓国産バットの手ごわさを味わわせたい」と力強く語り、秋山幸二監督に信頼されるよう、日本の投手のスタイルに早く適応し、良い成績を出すため最善を尽くすと抱負を示した。

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 以下はイとの一問一答。
――日本進出への覚悟は。
「ファンの皆さんの多くの声援に恩返ししたい。韓国の野球がどの程度の位置にあるのか、しかと見せたい」
――個人の目標は。
「キム・テギュン(千葉ロッテ)はおそらく4番を努めるだろうが、わたしは打順がどうなるかわからない。ただ、(チームの)中心打者の年齢は30代後半なので、自信を持ち、貢献できるよう努力する。レギュラーの三塁手として130試合に出場し、2割8分以上打ちたい。本塁打は試合に多く出場すれば、韓国でのように打てると思う」
――キム・テギュン、イ・スンヨプ(読売)と争うことになるが。
「自分が一番格下なので、大きな負担はない。2人とはよく連絡を取る予定だ。スンヨブ先輩とは(セ・パ両リーグの)交流戦で4回対戦するが、読売は強豪チームなので、より大舞台で戦いたい。テギュンとは24回ぶつかるが、互いに寂しい環境にいるだけに、まめに会うつもりだ」
――キム・テギュンのようにメジャーリーグ進出の目標はあるか。
「日本で成功することが先だ。韓国よりは米国進出の道が多いので、契約が終わる日までベストを尽くす」
――ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のおかげで日本進出が実現した。
「すべての夢が叶うよう力をくれた大会だ。代表選手らとの良い思い出を心に刻み、臨みたい」
――現在のコンディションは。
「体重を5キログラム落とし、90キロになった。体が軽くなった感じだがパワーが落ちないよう、現在の体重を維持しながらシーズン開幕後に体重を増やしていく」
――来月1日からの春季キャンプに臨む覚悟は。
「まず今月20日から宮崎で川崎宗則、和田毅、杉内俊哉らと自主トレを行う予定だ。キャンプとオープン戦である程度の技量を披露できれば、監督に信頼してもらえる。良いプレーをしチームに相乗効果を与えることができるよう、故障に気をつけ、チームメートにも助言を求めるつもりだ。まずは一生懸命ぶつかっていき、球団の選択は正しかったと証明したい」
――個人的には優勝への思いもあるのでは。
「プロ生活10年間1度も優勝経験がないが、ことしは適期だと思う。ベテランの多い打線をわたしがしっかり支えれば、可能性はあるとみている。(ソフトバンクの)投手陣は期待以上に強い」
――秋山監督が一塁も試すと話したが。
「一塁に行くなら韓国に戻らないと(笑)。松田宣浩が最も強力な三塁手ライバルだと思っている。守備に重点を置きながら韓国でのように猛攻できれば、座を確保できると思う。松田を一塁に送らなければ」
――キム・インシク元ハンファ監督からのメッセージは。
「(成績が)良い時は連絡せず、悪い時に電話しろと言われた。5年間監督の下で学んだので、わたしのスタイルをよくご存知だ。スランプに陥ったり低調な時は、監督に連絡する」
――アジア大会(11月、中国・広州)出場の考えは。
「当然ある。最終エントリー22人に選ばれることだ。呼ばれれば当然、出場する」
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