金社長は「SKのグローバル戦略に基づき、化学事業部の人員を中国に前進配置することにした」と説明。長期的には化学事業部の分社も視野に入れているという。
SKエネジーの化学事業部員は全体で1100人余りだが、このうち生産工場勤務者と国内営業担当を除く300~400人が中国に配置される見通しだ。現在中国に勤務する部員は66人。
SKエナジーの売上高は、2008年末時点で45兆7373億ウォン(約3兆7036億円)だった。化学部門は10兆3646億ウォンを占め、そのうち2~3割を対中輸出で計上した。同部門本社の中国移転は、グローバル企業として成長の突破口を中国に求めるという、グループレベルの戦略に基づくものとみられる。化学事業部は上海に本社を移し、オレフィンやアロマティックス事業に集中していくとされる。
これに先立ち、同社の具滋栄(グ・ジャヨン)社長は新年のあいさつで、「中核事業の化学事業を中心に、中国でまた新たな成功神話を準備している」と述べ、中国での事業モデル構想を明らかにしていた。
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