【群山12日聯合ニュース】韓日併合100年を迎えることし、日帝強制占領時代に全羅北道群山市に造成された日本家屋や日本人が所有していた建物が、観光商品として復活する。
 群山市は昨年から、「近代文化遺産ベルト化事業」の開発を模索してきた。ことし4月のセマングム防潮堤全面開通で国内外観光客が多数訪れるものと期待されることから、日帝時代の近代文化を再建し、一帯を見どころやグルメスポットの豊富な異色の観光スポットに育てようというものだ。

 市はまず、当時日本人が日本家屋を建て居住していた月明洞、永和洞を「近代歴史景観」に指定し、これを再構成する作業をことし本格化する計画だ。一帯には日本家屋100棟が密集しており、これらを歩きながら鑑賞できる探訪路、景観路を造成する。

 蔵米洞内港一帯の旧朝鮮銀行群山支店、旧長崎十八銀行群山支店や商社倉庫などは、各種公演場、カフェテリア、ギャラリー、近代基礎科学体験館など、芸術創作ベルトとして造成する予定だ。1899年5月に開港した群山内港は、日帝時代、湖南平野で生産されたコメの日本搬出に利用されていた。1910年当時、群山住民の半数に当たる8000人余りが日本人で、至るところに日本風の建物が建設された。
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